一夜明けて

昨日の発表から一夜明けて、だいぶ心境にも変化が出てきました。全て受け止めるのにはまだ、たくさん時間がかかると思うけど。

今日はお休みだったので、ジャムを観てみる事にした。だいぶ荒療治ではあったけど、7人揃って歌ったり、踊ったり、話したり。今まで当たり前だったそれが、今のこの感情の私にはどう映るのか、確かめたかった。

High Spiritsが始まってすぐ聴こえてくる、すばるくんのブルースハープ。いつも何気なく聴こえるそれが、今日は一段と大きく聴こえたように感じた。そしてそれと同時に、次にこの曲をやる時は、この音が聴けないんだとも。一夜明けて、少し落ち着いたはずの心はまた、寂しい気持ちに支配されてしまった。

続いて勝手に仕上がれが始まって、メンバーとドームいっぱいに入ったエイターが、「K! A! N! J! A! N! I! E! I! G! H! T!」と高く腕を上げて、大きな声で叫んでいて。引きの画が多くて、ドームの一体感が、エイトとエイターがひとつになっている様子が、目に見えてわかった。それは彼の目にも同じ様に映っているはずで。それをもってしても、グループで同じ夢を見ていくことは出来ないものかと。

どんどん映像が進んでも、どの曲でも、あまりに彼の存在感は大きすぎて、まだまだ彼がいなくなってしまうことが、事実として受け入れられなかった。

渋谷すばる関ジャニ∞の心臓だったと、改めて思い知った。

MCも、何てことない普通の会話で。でも、7人は笑ってて。楽しそうで。こんな空気感で話す彼らを、これから先見れないことが、寂しくて仕方なかった。こんなにも楽しそうなのに。幸せなのに離れるの?なんで?って。

それから私は、すばるくんのソロのコンサートのDVDを観ることにした。買うことには買っていたけど、実は他のLIVE DVDよりは観ていなかったそれを。すばるくんってどんな人で、すばるくんだけが歌う歌ってどんなだっけって、ただ感傷に浸るだけじゃなくて、ちゃんと確かめてみようと思った。

カッコよかった。

ただただ。

そして何より幸せそうだった。

音を通して会話する姿は、命を削るように、まさに命懸けで歌う姿は本当にカッコよかった。ステージの真ん中で光を浴びて、他でもない"渋谷すばる"としてそこに存在していて。これから、厳しい道でたった1人でやって行こうとしている彼を、止めてはいけない。そう、納得できる姿だった。例えそれが自分勝手な判断であったとしても。

そう思えるのは、この映像も含めて、今までの彼が嘘のない姿を、見せ続けてくれていたから。いつでも全力で音楽と向き合っていて、そこには微塵の迷いもなかった。彼が音楽をもっと追求したいと願い、それを行動に移す決意をしたのなら、応援する他ない。寂しい、悲しい感情にはどうにか折り合いをつけて、時間がかかっても飲み込んで、消化して、応援する他には。

私は何故か無意識のうちに、彼のブログを記録して、残していることがあった。それも何度も。人として、生きていて、しんどくなることはたくさんある。そんな時、彼の書く文章の中には、元気付けてくれる言葉、寄り添ってくれるような言葉がたくさんあった。

"満たされすぎると

それが少しでもなくなっただけで

辛くなってしまう。

だったらずっと少し寂しいぐらいでいいかな。"

私は少し、満たされすぎてしまったみたい。だから、彼がいなくなることが、とても辛くて悲しい。

でも、乗り越えなければ。出会いがあれば別れもあって。それはいつか必ず、どんな形であってもやって来ること。思っていたより、少し早く訪れてしまったそれを、今は必死で受け止めて、受け入れなければ。まだ泣くことがあってもいいと思う。でもいつか、関ジャニ∞には、こんなに素晴らしくて偉大なメインボーカルがいたことを、笑って話せるように。

彼の主軸は驚くほどにブレていない。一切の甘えも許さない。それは本当に、すごいこと。簡単にはできないこと。だから、カッコいい。音楽があれば、例え同じ場所でなくともまた繋がれること、身をもって証明してくれるんだよね。私は、音楽が最も尊い命さえも奪ってしまうことを、ついこの間思い知った。その音楽に命懸けで向き合おうとする、彼の門出を祝福しよう。

関ジャニ∞の中に渋谷すばるの血が流れてることに間違いはない。これからも、ずっと。

昨日は好き勝手言ってしまったけど、それも好きが故でした。それが大前提。ごめんね。

今の、そしてこれからの私の気持ちはこうで、応援する気持ち、感謝の気持ちはずっと忘れないでおこうと思う。

それと同時に、誰ひとり欠けてはならないと、7人で活動したいと彼を最後まで説得し、そうならないことを受け入れ、6人でまた、関ジャニ∞として活動することを決めてくれたメンバーにも感謝の気持ちでいっぱいで。私の愛するグループを、なくさないでくれてありがとう。守ってくれてありがとう。これからも変わらず、応援させてね。

ありがとう、すばるくん。

いつか、またね。